習慣と環境について

少しでもいいから、毎日続けていくことは大切ですね。
最近ブログを書いていなかったので、改めて感じました。


どんなことも習慣になってしまえば、苦ではなくなります。
そして少しずつ続けていくことによって、「普通」のレベルが向上する。
最初はヘタクソでも、毎日継続すれば絵は上手くなるし、文章も綺麗になるし、声も出るようになる。
質の向上に加えて、作業スピードが早くなるのも大きいメリットだと思います。
こなせばこなすほど苦がだんだんと消えていき、自分の思うように身体を操作できるようになり、他のことに使える時間も増えていく。
基礎的なスキルほどその効果は高いように思います。


習慣の力を生かせてないなあ、と感じることが多い今日この頃だったので、こんな漠然としたエントリです(笑)。




あと最近、とあるブログで紹介されていた
原研哉 阿部雅世『なぜデザインなのか。』

なぜデザインなのか。

なぜデザインなのか。

という本を読んでいるんですが、これはいい本。
読んでる最中にいろんなアイディアが浮かんできて、自分の生活とリンクしていきます。
自分には「自分の生活をデザインする」という視点が欠けていたので、「生活の道具に自分の思考が規定されている」ことを意識しながら、普段の生活そして生き方について考え直していきたいと思います。


生活環境も、習慣と同じくらい強力なものです。
例えば、自分の部屋は最近まで机がなかったんですが、折りたたみの机を買ったことによってパソコンや勉強に費やす時間が増えました。
椅子が座ることをアフォードするように、机が勉強することをアフォードしているんですね。
アフォーダンスについては以下のサイトで説明されています。
http://usability.novas.co.jp/glossary_01.html
http://www5b.biglobe.ne.jp/~nitti/kaken/3/affodance.html


いままでアフォーダンスというものも意識していなかったので、「机なんてなくてもコタツで勉強できる!」という精神論でやってきていたんですが、そうした勉強の成果は・・・ご想像にお任せします(笑)
もっと早くから机を買っておくべきだったなあ、と物の持つアフォーダンスの力に驚かされました。
自分が働きやすい・勉強しやすい・生活しやすい環境をデザインしていくことはあらゆる人間がしていくことなのに、デザインについて勉強する機会が義務教育で行われないのはなぜなんでしょうね?
デザインに求められる能力は、思考をアウトプットする能力やそれを正しく伝えるコミュニケーション能力、そして物が使われる場面を想像する想像力など、社会生活を営む上で大事な能力ばかりですし、これらを幼少の頃から鍛えられた子供とそうでない子供の能力差・生産性の差は大きいと思うんですが。
うーん、謎です。


もっとデザインを大事にしていかないといけないな、ということをこの本に考えさせられたわけですが、それ以外にもいろいろ思ったことがあるのでまた後日。
よし、なるべく毎日書こう。