Step Into My Office, Baby / Belle & Sebastian

就活系の用事で一日の大半がつぶれる灰色生活に飽きたので、昨日は「おくりびと」を見てきました。
だいぶいまさらですが。
http://www.okuribito.jp/



とってもよかったです。



音の優しさが心地好い。



チェロの音、
水の流れる音、
衣が擦れる音、
床が軋む音、


そして生物が発する全ての音。



他の観客が鼻をすする音や咳の音までもが愛おしく感じられ、
劇場を出た後も、世界が瑞々しく感じられました。


「生」を描く上で「食」にスポットが当てられていますが、その土台として物の材質(触覚)・音(聴覚)など、五感を強く意識させる作りになっているので見ていて感覚的に心地よかったです。


記号も比較的分かりやすい。
でも想像の余地を残す役者の演技は、さすがベテラン。
山崎努萌え〜。


「ケガレ」として遠ざけられる死を、私たちの親しみやすい形に“化粧”して私たちの身近に引き寄せるモノ、という意味では、この映画自体も“おくりびと”と言えそうです。
私たちはこの映画を見たあと、普段意識しない生と死が生々しく存在する世界へと「おくり」出されることになる、という意味まで考えると深読みかな。
生の実感を忘れがちだった自分には味わい深い映画でした。
観客は9割方高齢の方だったけど、灰色生活を送る大学生にもオススメ。


そりゃアカデミーで賞も取るわ。
そのあと新宿駅のベルクで昼飯を食べたんですが、肉が旨いんだな〜。
困ったことに。

http://berg.jp/



おくりびともベルクも、ごちそうさまでした。



明日使うプレゼン資料とESがまだ白紙なので、そろそろ灰色生活に戻らねば。。
そういえば最近、


●定番のビジネス書・啓発本は読んでおく
 (社会で何を求められているかが分かる)
●普段から自分の好き嫌いを分析しておく。なぜ?どういう部分が好き・嫌いなのか?
  (他人に説明できるかたちに。それが仕事を選ぶのにも志望動機を説明するのにもつながる)
●ブログでもミクシでもなんでもいいから、思考を他人に見せる訓練をしておく
 (どんなに良い考えを持っていても、人に説明できないなら持っていないのと同じ)


とかを前からやっとけばよかったなーってのをよく思います。
選考が進むにつれてもっと身に積まされることになっていくと思いますが。。
いままで全然やってこなかったから、いざ就活になってだいぶ苦労してます。
でもこれらをやると思考が整理されて、無駄に悩むことが減りました。
思索の効率が上がり、生産性(アウトプットのスピード・量)もだいぶ向上したなあ、という感覚があります。
このままいくとどうなるのか、我が事ながら楽しみです。
それがこのブログタイトルに繋がるんですけどね。
果たしてどんな場所へ行くのか、このブログを使って見届けていきたいと思います。


さて、今度こそ“Step Into My Office, Baby”と言われるようなESを書く作業に戻りましょうか。
ではでは。

下ネタPVですが、これも“生の実感”ってことで。